エンプティ エン エターニティ

本・音楽・映画などの感想やレビューをざっくばらんに。

RYUICHIの歌声の変化 ~ LUNA SEA セルフカバーアルバム『STYLE』 ~

世界観が完成された代表作2作のセルフカバーという大きなチャレンジの中で、RYUICHIの歌声の変化が誰にとってもわかりやすい明確な違いとなって出ている。原曲をストレートに活かす曲もあれば、細かな点でアプローチの変化を盛り込んだ曲もあり、オリジナル…

2023年現在のルナシーの生々しさ ~ LUNA SEA セルフカバーアルバム『MOTHER』 ~

オリジナル盤リリースから『MOTHER』29年、『STYLE』27年。RYUICHIの声帯手術を経た歌声がどのように反映されるかが最大の気になるポイントだったが、全体を通して今の声の範囲でうまい落としどころに持ってきている。大きなリアレンジはないが、曲ごとに変…

Like〜an〜Angel関連のツイート( 2023年 )

もともとその界隈では有名な人だったと知る。ほぼ本人レベルの声質(笑)Like an Angel 1st LIVE「HONEY」2023.5.30 at 代官山UNIT https://t.co/U8HkNYsTPf @YouTubeより — komasen333 (@komasen333) 2023年6月1日 意欲的だ(笑)先日のセトリの攻め具合も…

STARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ)関連のツイート( 2015~2023年 )

時間のかけ方・かかり方を見ると、改めて大きな転換点なんだなと。>「STARTO ENTERTAINMENT」は各体制の整備や業務の引き継ぎを経て、4月の全面稼働を目指す。旧ジャニーズ事務所の新会社名は「STARTO ENTERTAINMENT」、代表取締役CEOに福田淳氏(コメント…

MIYAVI関連のつぶやき( 2017~2022年 )【 V系から遥か彼方へ 】

ランキング参加中音楽 キャッチーなコンセプト。MIYAVIの15公演を15人の写真家が撮影したライブ写真集(コメントあり) - 音楽ナタリー https://t.co/EPqyXH4QSw — komasen333 (@komasen333) 2017年10月25日 パリコレ映え。MIYAVIがパリコレデビュー「非常に…

YOSHIKI関連のつぶやき( 2015~2022年 )【 NO 緊急, NO 重大, NO ヨシキ. 】

ランキング参加中音楽 本人も先延ばしをネタ的に語るようになっている(笑)期待するファンたち、延期にも慣れてるファンたち。>何年もアルバムの話をしていて“狼少年”状態なんですけど・・・YOSHIKI、ファッションの祭典で日本ツアー開催 http://t.co/LX6K…

バンド内のパワーバランスがわかるようでわからない独特なドキュメンタリー ~ 『L'Arc~en~Ciel Documentary of 30th L'Anniversary LIVE』 ~

最近の通常運転なのかもともとあった一側面が強調されているのかバンド内の距離感や関係性がわかるようでわからない独特なドキュメンタリー。近年は周年ライブ~新曲リリース中心でツアーやアルバムリリースがレア化しているラルク。余生のような余裕、殿様…

焼肉のなかった異世界で始まる、経営冒険ファンタジー!?  ~ 『異世界で焼肉屋を始めたら、美食家エルフと凄腕冒険者が常連になりました―定休日にはレア食材を求めてダンジョンへ―』 ~

焼肉の文化がない世界へ転生し、ブルー・オーシャン戦略よろしく、青年マルクは焼肉屋を開業。そこは現代日本のようにガス等があるわけではないので、焼肉を焼く方法からして異なる世界。物珍しい存在や概念として焼肉・焼肉屋が位置づけられる地で、美食家…

果てしない複雑さと奥深さを再認識 ~ 『脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき』 ~

脳の構造・ニューロンの働き・脳科学の歴史を踏まえた上でニューロン以外の脳の最新研究が紹介されており、たまに脳関連のニュースを見聞きする自分にとっても初見の内容が多々ありました。時々刻々と、細胞外スペース・細胞間質液・脳脊髄液・アクアポリン …

近未来・アジアっぽさ・古臭さ・無国籍感 ~ 『スワロウテイル』 ~

小学生の時から気になっていて、大学生になり初めて見てみた。やっぱり(というのも何か変だけれど)自分の好きな映画だった。 まず三上博史とCHARAが出演していることしか知らなかったので、オープニングのクレジットで既に興奮。 近未来・アジアっぽさ・古…

季節感漂うバラードがほんとによく似合う ~ GLAY 『夏音/変な夢~THOUSAND DREAMS~』 ~

まさに、GLAYバラードの王道。夏を締めくくるように、忍び寄る秋の気配があふれています。ここまで大衆向けのバラードシングルってけっこう久しぶりのような気がします。季節感漂うバラードがほんとによく似合うバンドだと再認識。 両A面のもう1曲「変な夢…

雰囲気というか存在感の醸し出し方が上手い ~ ERIKA 『FREE』 ~

ジャケットからして妙な大物感がある(笑)この人は雰囲気というか存在感の醸し出し方が上手い。曲の方もキャッチーかつ堂々たるもの。人気女優の歌手業は短期集中で稼ぐパターンが多い気がするけど、この人の場合去年一枚出して、今年に入ってこの曲で二枚…

POPかつメロディアスな持ち味が最大限表現 ~ TETSU69 『Suite November』 ~

ラルク アン シエルのベーシストによる、1stソロアルバム。ロックからバラードまで様々な曲を収録しつつ、サウンドは全てが徹底的に「POP」で、詩はとことん切ない雰囲気。歌に関してはそれほど上手いわけではないが、POPサウンドには割とよく合っている。…

「PADDLE」のなんともいえない躍動感 ~ Mr.Children 『シフクノオト』 ~

1曲目の気だるげな歌いっぷり、2曲目「PADDLE」のなんともいえない躍動感、3曲目「掌」のシリアスな歌詞とオシャレな音の混在・・・までの流れがとても心地いい。 ------------------------------------------------------------------------------------…

切ない歌詞に力強いメロディー ~ スピッツ 『夢追い虫』 ~

切ない歌詞に力強いメロディーがじわじわと染み込んでくる感じで、曲全体に哀愁があふれている。 歌詞の前向き加減が絶妙で、胸にぐっときます。 -------------------------------------------------------------------------------------------------- と、…

華麗さを保った切なく儚い雰囲気 ~ hyde 『SHALLOW SLEEP』 ~

音・声・歌詞のいずれも耽美過ぎずに、それでいて華麗さを保った切なく儚い雰囲気。 ラルクのhydeらしさと、ソロのHYDEらしさの中間を漂っているような曲。 ---------------------------------------------------------------------------------------------…

バンドの解散後にメンバーの中でも特に試行錯誤 ~ SUGIZO 『C:LEAR』 ~

元LUNA SEAのギタリストの2ndアルバム。歌手・演技・ダンス・サントラなど、バンドの解散後にメンバーの中でも特に試行錯誤し迷いつづけてきた彼が、確固たる決意を持って作り込んだと思われるこのアルバムは吹っ切れている。歌詞も発売された当時の国際情勢…

静かに身体に染み込んでくる ~ The Smashing Pumpkins 『Adore』 ~

この作品で初めてスマパンの存在を知ったので、オルタナティブ系を代表するバンドと知った時は正直驚いた。 この作品は静かに身体に染み込んでくるような温かさがある。この声で、こんなに切ない歌詞はずるい。 -------------------------------------------…

隠れた夏の名曲の存在 ~ GLAY 『HEAVY GAUGE』 ~

GLAY / Winter, again 冬によく似合う「HAPPINESS」「BE WITH YOU」「Winter,again」といった大ヒットシングルが収録されているけど、「summer FM」という隠れた夏の名曲の存在と、このアルバムの発売された年の夏に20万人ライブを実現したイメージが強いの…

悩みや迷いを振り払ってくれる ~ J 『go crazy』 ~

元LUNA SEAのベーシストの4thシングル。 シングルを出すたびに勢いというか熱を増していく中で、この曲は勢いだけでなくサビの部分で哀愁も漂わせている。最初の1歩を踏み出せよと問い掛けてくるような歌詞と、悩みや迷いを振り払ってくれるかのように畳み…

勢い任せな表現とシニカルな表現 ~ Mr.Children 『光の射す方へ』 ~

勢い任せな表現とシニカルな表現が上手く混ざり合い、ガムシャラに突き進んでいく歌詞がPOPでロック! ----------------------------------------------------------------- と、私は2006年に某SNSのレビュー日記に書きました。 光の射す方へ 発売日: 201…

冒頭の歌詞のインパクト ~ 中谷美紀 with 坂本龍一 『砂の果実』 ~

繊細な声で歌われる冒頭の歌詞のインパクトが強い。 妙に自覚的に見つめる視点で展開される歌詞は、どこか退廃的でなんともいえない世界観。 ----------------------------------------------------------------- と、私は2006年に某SNSのレビュー日記に…

都会の街中でも、緑あふれる自然の中でも ~ INORAN 『Fragment』 ~

元LUNA SEAのギタリストの2ndアルバム。前作で自分で歌った曲は、1曲のみだったけど今作は全曲自分で歌っている。 歌唱力は正直イマイチ。しかし、音は思わず聞き入ってしまうように浮遊感のある雰囲気、どこか近未来的な雰囲気やさわやかで前向きな雰囲気…

紛れもなく「春の歌」 ~ スピッツ 『春の歌/テクテク』 ~

徐々に疾走していく躍動感が伝わってくるこの歌は、紛れもなく「春の歌」。こういうタイトルを堂々とつけちゃって、ちゃんと成立しているのはさすが。春に聴くと格別だけど、気分が落ち込んでいるときに聴いても、そっと背中を押してくれるように勇気づけて…

単調な日常の中にいる若者の心情を的確に表現 ~ hide with Spread Beaver 『ROCKET DIVE』 ~

「だいたいおんなじ毎日~♪」 POPなメロディーに乗せられて聴こえてくる歌詞は、単調な日常の中にいる若者の心情を的確に表現し、それぞれに眠っている可能性をロケットに例え、大きく踏み出すことの大切さをさりげなく教えてくれる。音はとことんPOPで、何…

のどかな車窓の景色を眺めつつ聴きたい ~ U2 『Electrical Storm』 ~

なんとも包容力のあるBONOの声がサビを経て、どこか遠くに連れて行ってくれるように浮遊する。U2って凄い!と改めて思いしらされた曲。 この曲を聴くためだけに、ベストを買おうか悩んでいたこともあった。PVのように列車に乗り、のどかな車窓の景色を眺…

今時の洋楽派も充分 ~ Dir en grey 『VULGAR』 ~

激しいとこは激しく、メロディアスなとこはメロディアス。メリハリがあって、思わず吸い寄せられてしまう力が溢れている。 特に14曲目「CHILD PREY」は、洋楽っぽく、美しいメロディーもあり、何言っているのかわからないような部分もあり、今にも壊れそうシ…

時に哲学 ~ Radiohead 『Hail to the Thief』 ~

時に風刺をきかせたようで、時に哲学的な歌詞。 重く暗い雰囲気だけれど、全体を通してのその吸引力というか破壊力が半端じゃない。 ----------------------------------------------------------------- と、私は2006年に某SNSのレビュー日記に書きまし…

どんどんジャンルレスな方向へ ~ Dragon Ash 『Rio de Emocion』 ~

時代の1歩先を読むような先見性とチャレンジを繰り返すDragon Ash。 その新たなスタイルを追求していく姿勢から、シングルをラジオを通して少し聴く程度の僕みたいな奴にも、どんどんジャンルレスな方向へ向かっていくのはよく伝わってきて、単純におもしろ…

想像以上に音が新鮮 ~ Mr.Children 『I LOVE U』 ~

あまりにも色んな意味でメジャー過ぎるミスチルをどこかで敬遠してきたが、初めてこのアルバムを聴いてちょっと驚いた。想像以上に音が新鮮だった。 一曲目「Worlds end」・・・タイトルとは裏腹に、新たな幕開けを告げるこの曲は詩も歌もPVも、全てがミス…