読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

エンプティ エン エターニティ

本、音楽、映画などの感想。 累計15万PV( 7つのブログ+35冊の電子書籍 )

The End of the Dark ~ 「LUNA SEA LIVE 2012-2013 The End of the Dream」 12.23 大阪城ホール ~

音楽

LUNA SEA LIVE TOUR 2012-2013 The End of the Dream at 日本武道館 [Blu-ray]

 


LUNA SEA LIVE 2012-2013                      The End of the Dream

         12月23日(日) 大阪城ホール


 

初めてのLUNA SEAライブ


初めてのLUNA SEAライブ体験。                                      開場前の大阪城ホール周辺は、「黒」を基調としたファッションのファンが多かった。意識的にしろ無意識にしろ、ファンのファッションにも、                              そのバンドらしさというものが滲むようだ。

 

バンド初のスマッシュヒット曲「ROSIER」、                    その間奏でのJの英詞ラップとマイクスタンド投げ。

 

クリスマスイブ近辺のライブでは定番となっている                           ファンによる「きよしこの夜」の大合唱。

 

終演後、                                        左右の隣席の方と手をつなぎながらのジャンプ・・・

 

映像化作品で何度も何度も見てきた                                       お馴染みの光景を目の当たりにし、                                      なんとも感慨深いものを感じた。

 

  

スタンドの1列目

 

私の席はスタンドの1列目。                                        ステージからかなり近い。ステージ左手のINORANまで20メートルほどの近さ。ステージ左手にメンバーが寄って来ると、肉眼ではっきりと顔が確認できた。客席は365度オープン。ステージはシンプルそのもの。簡素で華美な演出をしない彼ららしい試み。視覚的に物足りなさを感じるのではないかとちょっと心配だったが、それも杞憂だった。ステージ左右の鮮明な大型ビジョン。演奏と連動して目まぐるしく変わる照明。ステージを囲うように張られた映像ビジョン、そこに映し出される波や雷といったイメージ映像。特に印象的だったのは、「Providence」での照明だった。真っ暗なステージの中で静かに演奏が始まると、各メンバーに別々の色のスポットライトが注がれ、荘厳な曲の雰囲気を引き立たせていた。

 

 

圧倒的な安定感、恍惚感、ダイナミズム

 

アグレッシブなZeppツアーの勢いをそのまま持ち込んだようなホールライブ。                   あっという間に時間は過ぎていった。想像以上にメンバーがスタイリッシュで、年齢を感じさせないスリムさ。何よりも凄かったのはRYUICHIの声だった。変幻自在な声で、第2の成熟期を迎えているバンドを象徴するような多彩な表情を醸し出していた。各メンバーから発せられるエネルギーは映像作品で見ていた通り、いや、それ以上のクオリティ。圧倒的な安定感、恍惚感、そしてダイナミズム。これが一流のロックバンドか。これが再結成したベテランバンドの凄みか。あまりにも唄と演奏が安定していて、危なっかしさがないことにただただ驚いた。「怖さ」も孕んでいるような安定感とはこのことか。

 

 

少し物足りないセットリスト

 

選曲と曲数にはちょっと物足りなさを覚えた。                             映像化されているライブを見すぎているせいか、セットリストに新鮮味を感じることができなかった。最新両A面シングルである「The End of the Dream」と「Rouge」も披露してくれたが、個人的には20分超の新曲「THE ONE — crash to create —」と、配信リリースされた「PROMISE」のどちらかが聴けることを期待していたので少々残念。再結成したバンドに、新曲オンパレードやら既存シングルのカップリングやらアルバム収録のレア曲を願うのは求めすぎかもしれない。だが、生でお馴染みともいえるセットリストを体験してみると、より一層、定番で固めないライブを見たいと感じた。現在制作中と言われるニューアルバム、それを主体としたライブやツアーでは、今までの定番をできるだけ削ったセットリストを期待したいところ。

 

  

新たなベースソロとドラムソロの展開

 

この日、一番驚いたのはコンパクトなベースソロとドラムソロだった。                        LUNA SEAのライブでは、中盤で大々的なドラムソロ、それに続くベースソロの展開が定番だ。ライブ前半の熱をクールダウンさせつつ、ライブ後半に向けて会場全体のテンションを高めていく。単なる「ドラムソロ」「ベースソロ」では言い表せない、ファン全体の気分を引き締めて高揚させる重要な時間だ。しかし、言葉は悪いが、私は常々ドラムソロとベースソロがちょっと長すぎると感じていた。LUNA SEAライブ初体験となるこの日、ドラムソロとベースソロで自分の気分が少し落ち着きすぎてしまうのではないかと思っていた。だが、その予感は見事に裏切られた。この日はドラムソロではなく、いきなりベースソロに突入。コンパクトに流れるようにベースソロが展開し、SUGIZOINORANの弦楽器隊も早々と登場。加速度的に後半に突入し、後半1曲目となる「BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー」の中でコンパクトなドラムソロがお披露目となるサプライズに溢れる展開だった。このベースソロとドラムソロの流れは今回のツアーから始まったものなのか、翌日に仙台でのライヴを控えていたからこそのスタイルなのか、ドラムの真矢の体調が悪く、致し方なく大幅に削ったような形になったのか。いずれにせよ、この日のベースソロからドラムソロ、後半戦突入のスピード感はたまらなかった。中盤の流れがスムーズだった分、中弛みすることなく、ライブ全編が一気に駆け抜けるような高揚感につながった。選曲の面でも曲数の面でも、少々消化不良を感じるセットリストではあったが、これまでの彼らのライブでは考えられなかった中盤の斬新なベースソロとドラムソロの展開。そこからは、ライブ全体の印象を変幻させる大きな可能性が迸っていた。再結成後、様々な面でお決まりな部分、試行錯誤な部分、新たな方向性を匂わす部分が徐々に溶け合いつつあるLUNA SEAのライブ。ベースソロとドラムソロの展開からライブ全体の新たな方向性を垣間見せるのは、自他ともに「ライブバンド」と認めてきた彼ららしい憎い演出とも言えそうだ。 

 


 

LUNA SEA LIVE 2012-2013 The End of the Dream」

大阪城ホール セットリスト

 

SE. 月光

01. LOVELESS

02. Dejavu

03. JESUS

04. SLAVE

05. TRUE BLUE

06. Rouge

07. SANDY TIME

08. Providence

09. THE SLAIN

10. The End of the Dream

11. Bass Solo

12. BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー [feat. Drum Solo]

13. TIME IS DEAD

14. ROSIER

15. TONIGHT

<アンコール>

16. White Christmas

17. I for you

18. PRECIOUS...

19. WISH

 


 

<  参考・引用 >

 

最新音楽ニュースナタリー

LUNA SEA、12年ぶり城ホール公演敢行「俺たちは無敵」http://natalie.mu/music/news/82113

 

The End of the Dream ZEPP TOUR 2012「降臨」 [Blu-ray]

The End of the Dream ZEPP TOUR 2012「降臨」 [Blu-ray]