本
焼肉の文化がない世界へ転生し、ブルー・オーシャン戦略よろしく、青年マルクは焼肉屋を開業。そこは現代日本のようにガス等があるわけではないので、焼肉を焼く方法からして異なる世界。物珍しい存在や概念として焼肉・焼肉屋が位置づけられる地で、美食家…
脳の構造・ニューロンの働き・脳科学の歴史を踏まえた上でニューロン以外の脳の最新研究が紹介されており、たまに脳関連のニュースを見聞きする自分にとっても初見の内容が多々ありました。時々刻々と、細胞外スペース・細胞間質液・脳脊髄液・アクアポリン …
(*)以下 2011/12/13に更新したレポートからすべて引用。 浦安図書館という存在 未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書) 作者: 菅谷明子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2003/09/20 メディア: 新書 購入: 9人 クリック: 271回 この商…
(*)以下 2013/01/03に更新したレポートからすべて引用 講義「 国際関係論 」の中盤で出された課題が、この書評レポートでした。 書評では、戦死者数の定義について疑問を提起しています。 本書を読む前から抱いていた、 自分なりの「戦死者数」という概念…
(*)以下 2013/01/03に更新したレポートからすべて引用 講義「 国際関係論 」の序盤で出された課題が、この書評レポートでした。本格的に国際関係論を学ぶ前に、この本を読んで書評を書く。 それによって、 国際社会の展望を描くこの学問の意義を感じ取る…
(*)以下 2013/03/13に更新したレポートからすべて引用 2006年にある講義で課題として出された、『ルポ 戦争協力拒否』の読書レポート。 第一次安倍内閣の頃に書いた読書レポートなので、その当時の政府方針に対する自分の危機感も含んだ内容となっていま…
かの有名詩人茨木のり子は書きました。 「 自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ 」と。 自分の感受性くらい | 茨木 のり子 | 本 | Amazon.co.jp この無名詩人komasen333は思いました。 「 自分の作品くらい 自分で売れ こませんよ 」と。 有権者の皆様…
ある朝、ある男は突然毒虫に変身していた... 「なぜ?」というのが明らかにされぬまま、ただただ時は流れていく。 話の行方が気になり読み進めていくと、読後感はなんとも爽やかとは正反対のもの。 -------------------------------------------------------…
一度は女優をやめようとも決意したという壮絶な撮影の日々の中で監督の罵詈雑言を手玉にとるかのようにいなしていく主演女優と、とことん厳しくやりたい放題のようで時折さりげない優しさを垣間見せる天才監督の掛け合いが何とも可笑しい。 この掛け合いの面…
大学の「憲法」講義のテキストとして購入して以来ほったらかしにしていたが、改めてちゃんと読んでみると、非常にコンパクトにまとめられていて気軽に読みやすい。 各章の冒頭の引用文が古いものも多いのだけれど、今読んでも思わず引き寄せられる名文ばかり…
大学に入ってから様々な講義で「大学生なら一度は読むべき名著」というニュアンスで 紹介されていたので手にとってみると、想像以上に難解。 細かい部分では把握できないところも多々あったが、「社会学はこれ抜きには語れない」と言われるだけあり、逆説的…
「経済学」って聞いてもいまいちピンとこないけど、この本を読んだら「経済」が少し見えやすくなるかも。 経済ってどういうものかということが対談形式(雑談に近い)でとてもひらぺったく書かれている。 経済のことは全く知らない・興味のない人、経済の勉…
「 ~ 神を映像に収めることに成功した。」唐突に語られる最初の一文がこの話のインパクトを物語っている。 類まれな色彩感覚を有する天才気質の日本人少年を主人公にアフリカのジャングルを舞台にした前半。 その主人公が大人になってからの様子とアメリカ…
今時の東京、 今時のライフスタイルの一面を切り取ったような内容。 ゲームクリエーターのMGと彼にゲームのモデルとして雇われたヨリの掛け合いが、 東京の様々な場所の描写とともに一味変わったリアル感を生み出している感じ。 作品全体を通して「クール」…
短くて読みやすいので、読書嫌いの方にオススメ。 影響を受けたと思われる村上龍に比べると、ちょっとまだまだ物足りない。 それでもこれからの可能性を十分感じさせてくれる。 --------------------------------------------------------------------------…
「戦争協力拒否」というこの言葉が、今のこの国の現状を端的に表しているのでのはないだろうか。 「戦争反対」と主張することに抵抗を覚えたり、無力感を抱いている人は多いだろう。 いつしか戦争協力を求められる状況に陥るという危機感は中々現実感を持っ…
タイトルの響きから深く難解な内容を想像したけど、実際に読んでみるといたってシンプル。 夜から朝までのゆったりとした時間経過のなかで、静かに交差する人間模様の描写がシンプルなんだけれどもリアル。 「村上春樹はちょっと・・・」という人でも、構え…
私が紹介したいのは、ブログ「情報考学 Passion For The Future」の書評記事をきっかけに読んだ、高橋源一郎の『13日間で「名文」を書けるようになる方法 』だ。(http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/01/13-1.html) 明治学院大学国際学部で、全13…